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4月30日
26年前の今日ベトナム戦争は終わった。記念日ということあり多くの人が国道を行き来している。
昨日の彼に走っていたら捕まり、一緒に食事。彼の家はどうやらレストランを経営しているようで彼の店で食べる。フォー、バケット、ペプシにカフェとたらふく食べて15000D。ドンの手持ちがかなり少なくなってきているので今日は非常に辛い一日となってしまう。
走り出すと国道の両サイドにはドラゴンフルーツを山積みにした露店が並び聞いてみると1K5000Dなので行動食に2キロ程買っておく。産地直送とあって以前買ったよりも安い。ベトナムでは今フルーツが真っ盛りでマンゴーを始めドラゴンフルーツ、ランプータン、ドリアン、などが賑わっている。道を走っているとその辺に食いかすが至る所に捨てられている。
その食いかすを牛などが食べており上手くサイクルいている。今日は話には聞いていたがかなり緩い登り下りが続き本当に参ってしまった。手持ちのドンが少ないこともあり、休憩しようにもお金の計算ばかりが頭によぎりそれもままならない。水だけは持たなくてはならないので値段を聞くと8000~10000Dと答えられて買おうにも買えない。
今日も昨日に増して暑く平均で36度近くありかなり辛い。もう少しで雨季に入ると聞いてはいるが、その兆候は未だに見受けられない。登り下りの道も途中で終わるものかと思っていたが、そうは問屋が卸してはくれず結局最後までそれが続いた。やはり連日の走りで体の方もかなり疲れが溜まってきている様子で腰が痛くて全然曲がらない。
通常のツーリングであれば、背中には荷物など背負わずに走るのだが今回はPCを持っていることもありそれをディパックに入れて走っているのでこれがかなり堪えている模様。まぁ後一日で終わりと言えばそれまでだが、1600キロ近く荷物を背負うのはこれほど辛いものだとは思わなかった。早いところ解放されたいのが正直な気持ち。それにしてもよく走ってきたものだ。
道路標識もサイゴンまでが近くハノイが遥か彼方に変わっている。100キロを切った時は流石に安堵の空気が自分を包んだ。
自転車もここの所調子がよく何のトラブルも起こらなかったが、遂に前輪がパンク。しかも、スンロック到着3キロ手前。こんな所でパンクなんかするなよこの根性なしと叫びたい気持ちであった。近くのタイヤ屋に入って直してもらうつもりだったが手持ちのドンが心配になり自前の道具で直して空気だけ入れて貰う作戦で行く。タイヤ屋の一番下っ端が出てきてくれたのでこれ幸いとフレンドリーに話し掛け修理を進める。彼としてはお金を取りたかったようだが、おもむろにドラゴンフルーツを彼に差出しその場を切り抜ける。そんなやり取りを見ていた店の偉そうなのが出てきて、「マニ、マニ」叫んでいたが自分の修理キットを見せて素早く立ち去る。ドラゴンフルーツのおかげで非常に助かった。修理している時に前輪に触って見るとタイヤのハブにがたがきている。何とか明日まで持ちこたえてくれ。宿ではドル払いがOKだったので、何とかサイゴンまで凌げるドンが確保できたので8000Dもするコーラを飲む。今までで一番冷えていたと思われるコーラが五臓六腑に染み渡る。サイゴン陥落まであと一日。かっぱらいに気を付けてサイゴンを目指す。

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