1号線を南下せよ Phan Rang to Phan Thiet


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ベトナムでは国民の休日の真っ盛りで昨日のホテルでも今日はいいけど明日は駄目と言われていたので、いつもより早い起床で147キロ先のファンティエットを目指す。
ベトナムツーリング始まって以来の140キロ台の距離なので朝から気合を入れてペダルを踏む。ファンティエットの情報がいまいち少ないので、とにかく行ってみるしかなく、途中の街にもホテルは無いと聞いていたのでかなりプレッシャーもかかってくる。
35キロ先にカーナなるビーチリゾートもあるがここもホテルの数が極端に少ないのでパス。
カーナまでベトナムの少年と一緒に走ることになったのだが、この少年最初は良かったが、だんだんとしつこくなりかなり困ってしまう。
とにかく何かくれ、何かくれの連発で最初は軽くあしらっていたが、挙句の果てにはカメラに手を伸ばしてきたので本気で怒ってしまった。
北の方ではそんなことは一度もなかっただけにかなり幻滅です。15キロ程不愉快な彼と一緒に走る羽目になったが、結構飛ばしていたので、9時を回る頃には30キロほど進める。
道はやはり工事箇所など何処にも見当たらず快適そのもの。辺りの風景は左手に東シナ海を右手に荒涼とした砂漠風の岩を見ながら走る。

それにしてもベトナムの自然というのはかなり変化に富んでいて見る者を楽しませてくれる。
北部は田、中部は田と畑、南部には椰子の木と田のいかにもな南国の風景。今日の砂漠チックな岩山などとにかく変化していく。
それにしてもこの辺りではヌックミアを全く見なくなり、カフェで休んでもほとんどコーラばかり飲んでいる。ヌックミア3杯分がコーラ1本分。
まぁこれも自然の変化と同様の変化なのだろう。最近腹の調子がいまひとつでその辺の店に直ぐに入ってご飯を食べることが出来ずにいる。(綺麗なトイレを使いたい為、綺麗な場所をさがしてました)

綺麗な店だけあって、全てが高い。フォー7000D、ペプシ4000Dとかなりなことを言ってくるが背に腹は替えられないので店に入る。
しかもこの店のフォーは肉に赤みが残っておりほとんど食えなかった。所謂一つの半生でした。豚なので慎重にかからないと大変な目に遭いそうだし。
うどんだけ啜って足早に去る。この時点で1時30分残り約70キロ。まぁ何とか着けそうな感じ。道は緩く登り緩く下るの連続だが、結構追い風にも助けられ難なく進んで行く。
残り40キロの時点で一服。カフェを頼む。それにしても何故お茶と一緒に出てくるのか知りたい。ラオスではカフェ単独で出てくるのにベトナムでは同時に出てくる。
安南山脈の西をインド文化圏、東を中国文化圏と言われているそうだが、ベトナム人は中国とフランスの文化を上手く取り入れているのかもしれない。
ここまで約107キロ。残り40キロ。しかし、ここからが大変で、向かい風が強くなかなか進まずおまけに暑さの疲れもあり足も回らなくなってきた。
24インチの自転車には150キロ近い距離はやはり辛い。10キロ手前では左足が妙に痛くなり体への負担を実感する。
ここまで走ればゴールは目の前なので、無理せずに走る。5時30分頃なんとか到着。自己ベストを更新。こんな距離は走りたくないのが正直な感想。
宿探しが大変で、ガイドブックに載っている宿全て全滅。本当に宿が無い。片っ端から5~6件あたるが本当に無い。
困って途方に暮れていると声を掛けてくるのはインチキ臭いバイタクの親父ばかり。10ドルの宿があると言ってくるがどうにも胡散臭い。
一人話し始めると何人も集まってきてその中でも若く英語が話せる少年が案内してくれることで話がまとまる。
バイタクの親父よりこちらの方が確実な感じ。少年は何件もあたってくれるがやはり何処も一杯。5件目位で200000Dを提示してきた宿があったが渋っていると、150000Dがあると案内されたのが宿の親父の自宅。
親父の寝室に今日は寝ることになった。なんとか一安心。先ほどの彼とご飯を食べに行く。フォー、チェ、カフェなどを振舞って貰ってしまう。
ちょっと悪い気もしたが、ここは彼を立てて有難く頂かせて貰う。ちょっとホモっ気のありそうな身振り手振りの彼だったが特に何も無く別れを告げる。
ベトナムというのは面白い国でたかる奴もいれば彼のように振舞ってくれるような奴もいる。なんとなく上手くバランスが取れているような気がする。
明日は100キロ先なのでゆっくり目でスタートしよう。本当に今日は疲れた。
(因みに宿の親父はリビングの大きな木のベンチの上で寝てました。)

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