より大きな地図で ベトナム・カンボジア自転車の旅 を表示
Moc Baiに到着するもゲストハウス及びホテルは無いとの無慈悲な言葉に呆然とするも、今日一晩の宿を確保しなくてはならないので、途方に暮れてしまう。自転車で旅行した事がある方なら分かるかと思うのですが、来た道を引き返す程嫌なことはなく、距離にして15キロ程戻ると宿もあるとの事なのですが、目的地を目指して来たのに、引き返す事は到底できる事ではありません。
仮に何か忘れ物をしたとか、どうしても気になる女の子がいたとかなら話は別ですが。
時間的にも引き返すには余裕があったので、とりあえず国境のカフェで一息つく事にする。
夕方近くになると、国境を行き来する旅行者も減っているようで、皆暇をこいており、暇つぶしの対象がカフェで一服こいている僕になってしまい、「何処から来たんだ?」「何処へ行くんだ?」「チェンマネ?」「ベトナムガール?」とお約束の質問を浴びせられてゆっくりとベトナムコーヒーも飲めやしないです。
しかし夕方で宿もない人間にべトナムガールはないような気もするのですが、とにかく言わずにはいられないのでしょう。そんなやり取りを一緒にしていたカフェのおばさんが「家に泊まるかい?」の一言を発してくれました。泊まる部屋があるのかどうか不思議だったのですが、戻るのも嫌だったので、ありがたく泊まらせて貰う事にしました。
ご飯付いて7ドルで如何?との事なので、ちょっと高いような気もしましたが、背に腹は変えられないし、これを逃すと泊まるところもなくなりそうなので、遠慮なく泊めて貰う事にします。
とりあえずシャワー浴びて来いとの事なので、風呂場に行くとシャワーなどなく伝統の瓶が置かれており、瓶から水すくって水浴びです。贅沢は言えた身分ではないので、黙って修行僧の様に水を浴びます。ベトナムの田舎の一般的な家庭は今はどうか知りませんが、数年前は瓶が主流のような気がします。もちろんサイゴンなどの都会だとシャワーになっているような気もしますが、田舎は瓶です。
夜もそこの家の人々と一緒にご飯を食べたのですが、一体何処から何処まではこの家の住人か分からない感じで、人が集まってきます。まぁご飯だけ食べに来ている近所の若者なんかも混じっているのでしょうが、とにかく謎の人々です。
国境の夜は特にすることもなく、皆21時には就寝です。いきなり21時に寝ろと言われても中々寝れるものではないですね。体は疲れていても中々寝付けません。ヘッドライトの明かりで読書でもして眠くなるのを待つしかない状況です。
しかし、あてがわれたベットだったのですが、どうもベットのマットには虫が多数いたようで、痒くて痒くて全然眠れません。どうにもならない状況で、長袖、長ズボン、靴下に武装し、暑い中を汗だくになりながら眠りについた記憶が蘇りました。
Goooood Morning!!! Vietnam!!!とは言われませんでしたが、ベトナムの朝は早く朝4時頃から皆動き出しておりました。こんな時間に起きてもどうしょうもないので、僕はベットのなかでしたが。
早朝のご飯を頂き、7ドル払い、家の方々に別れを告げて、カンボジアに向けて走り出しました。
別れは結構辛いものですね。言葉も通じない見ず知らずの人間を自分のベットに寝かせてくれて、と日本で生活していく上ではなかなか経験できない感じの体験でした。
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